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【独立開業チャレンジ】全4店が1日限定オープン!熾烈な学内コンペを勝ち抜いた在校生によるフード&ドリンクブランドとは?

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2025.09.09東京

レコールバンタンでは、在学中から開業を目指す「独立開業チャレンジ」プログラムを実施しています。
【第一次審査】
在学中に、飲食店経営のノウハウが習得できる「独立・開業チャレンジ」!第1次審査「商品開発計画書」に密着。第2次審査「試食会」に進むのは……?
https://www.lecole.jp/topics/blog/detail/5209.php
【第二次審査】
【独立・開業プログラム】いよいよ最終審査!2025年8月30日(土)販売イベントへの出店を勝ち取るチームは?
https://www.lecole.jp/topics/blog/detail/5256.php
 
今回は、8月30日(土)に開催されたイベントをレポート!
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3回に及ぶ学内審査を勝ち抜いた、全4チームが出展権を獲得しました。
1日限定のイベントで、オープンは11時、クローズは16時です。
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各店舗を巡っていきましょう!
 
【1. 「TaWa Koji」:台湾料理と日本の麹文化を融合させたテイクアウトボックス専門店】
【MENU】本格ルーロー弁当1100円、甘麹と蜂蜜のレモンスカッシュ550円、白桃ジャスミンティー550円、トロピカルソーダ550円、自家製糀みつを使った黒蜜豆花450円、(本格ルーロー弁当+黒蜜豆花セットにすると1500円)
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山中杏紗さん「TaWa Kojiは自家製の麹調味料で素材の味を引き出し、塩分や添加物を控えめにした“美味しいだけじゃない”発酵ごはんを提供しています。
健康や美容を気にする人たちに向けて、体と心を整える一皿を目指しています!
私自身、台湾と日本にルーツがあるので、ふたつの国の食文化をいかしながら、料理を通じて『対話(Taiwa)』を生むことを大切にしています。
店舗のコンセプト設定、原価計算、使用食材の発注までを自分で行い、とても実践的でした!」と笑顔を見せます。
「2025年9月から、ニュー曳舟荘さんで出店します。"白桃とぶどうの台湾ミルク氷"を販売予定です!」と、学外でのポップアップ出店も実現させるなど、活躍の場を広げています。
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【2. 「神奈川カモメ商店」:店主の地元・神奈川ならではの食材や特産品、文化を取り上げ、神奈川の豊かさや“らしさ”を発信するブランド】
【MENU】「神奈川の冷やし出汁かき氷茶漬け」(1080円)1品を販売する「神奈川カモメ商店」。「神奈川の冷やし出汁かき氷茶漬け」は、神奈川県産食材にこだわり、夏野菜の餡、ナスの揚げ浸し、海苔ご飯、生姜などの薬味、鶏ハムに、神奈川県・秦野の氷を削り、鯛出汁茶漬けでいただく「賞味期限1分」のお茶漬け。全90食を用意しました。
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―― 独立開業の手応えは?
入江潤真さん「オペレーションの部分が悔しいです。朝の仕込み時点で、食材の把握をするのに時間を取られてしまいました。
また、メニューがお茶漬け1品のみで、やや客単価としては高め。なので、かき氷など300円~400円のサブメニューを用意すべきでした」と悔しさをのぞかせます。
一方で「食材を地元農家さんから仕入れるなど、たくさんの方々に応援していただいていることを実感できました。これまでに学外で『昔ながらのコロッケ弁当』を販売したこともあり、今後もブランドとして継続していきたいです」と意欲を見せます。
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片岡颯大さん「これまでの販売実習では、『自分が好きな料理』を販売していました。今回は、『売るための料理』を真剣に考えることができました。どうしたら、お客さまに買っていただけるのかを考え、突き詰める機会になりました」
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また、お客さまの中には、レコールバンタンTikTokチームの姿も!
渡邉さん「クオリティがすごく高くてビックリしました」榊原さん「美味しいです!」
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【3. 「Epice et Delicies(エピス エ デリス)」スパイス×テリーヌ】
近藤綾音さん、汲田朱里さん、小林亜梨沙さんによる「Epice et Delicies(エピス エ デリス)」は「スパイス×テリーヌ」スイーツ専門店。
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【MENU】レモン×キャラウェイ、紅茶×スターアニス、ラズベリー×ピンクペッパー、抹茶×山椒、コーヒー×カルダモン(全430円)
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汲田朱里さん「独立開業チャレンジで出店したくて、レコールバンタンに入学しました。たくさんのお客さまに来ていただいてとてもうれしいです。
早々に完売したフレイバーもあります!」と汲田さん。「独立開業チャレンジ」で最も大変だったのは「事業計画書とレシピ考案です。
お店のターゲットとなる『ペルソナ』を具体的に考えることが初めてで、難しかったです。また商品にスパイスを使うのですが、"自分の好みの味”と、“多くのお客さまが好む味”のバランスを取るのが難しいと感じました」
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近藤さんがポスター制作や販促物を、小林さんが集客を、とそれぞれの得意分野をいかして、単独では成し得なかった完成度の高い開業を実現しました。
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【4. 「Fifty fifty」:カフェインレスドリンク専門店】
「Fifty fifty」は、小林楓さん、西嶋杏奈さん、吉元陽菜さん、多々良花さんによるカフェインレスドリンク専門店。
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小林楓さん「アルバイト先で、妊婦さんがカフェインレスドリンクの用意がなくてガッカリしていたことがキッカケで『カフェインレスドリンク』を提供しようと思いました!」
【MENU】レモンティーソーダ 550円、水出しアイスティー550円、アイスアメリカーノ 550円、グルテンフリーの50/50クッキー350円、メイン商品となる「FifLatte coffee jelly」(648円)は36杯、「FifLatte tea jelly」(648円)は29杯を準備。
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小林さん「『FifLatte coffee jelly』は、コーヒーゼリー、ミルク、コーヒー氷、エスプレッソで構成されたオリジナルドリンク。カフェインレス+ゼリーの組み合わせが他にはないと好評で、15時には売り切れました。デカフェのコーヒー豆は、講師に焙煎を依頼し、中深煎りにしています。
梅のような酸味のあとに、黒糖やダークチョコレートのようなまろやかな甘さが広がります。カフェインレスは美味しくないという常識を覆すような一杯です。
また、ティーメニューも紅茶のフレイバーと香りが感じられるように、味わい、バランスにこだわりました」と話します。
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仕込み段階で「ロス」が発生し、想定杯数を下回るというハプニングもあったそうですが、猛暑日も追い風となり、常にお客さんが訪れる盛況店に!
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【5. 末廣講師が「評価基準」を直伝!】
第一次から審査を行うのは、飲食店開業のスペシャリスト・末廣 憲頼講師。
末廣講師「今年の『独立開業チャレンジ』は校舎での開催です。
このため、フリーのお客さんが入りにくい場所なので、各ブランドが集客をしなくてはなりません。開業を目指すなら意識してほしいポイントがいくつかあります。
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生産性は高く、衛生面はぬかりなく
仕込みの段階で、キッチンを清潔に保ちながら準備を進められたチームは、生産性が高い印象です。
仕込み段階から衛生面を意識しましょう。また、イベント当日はオープンキッチンなので、常にお客さまに見られているという意識を持ちましょう。
チーム力
仕事をするのに、スタッフ間での連携は欠かせません。
意思疎通を図り、明確に指示が出し合えるチームワークが必要です。
段取り力
今日は11時オープンですが、定時オープンが間に合わないブランドがありました。前日から準備を進められる環境なのだから、逆算してやるべきことを段取りする力が必要です。
見せ方・ディスプレイ
あえて厳しいことを言いますが『食べたら美味しいんです』は通用しません。お客さまに『美味しそう!』と思ってもらい、手にしてもらう仕掛けが大切です。
商品に自信がありすぎて、イベントでの見せ方やプレゼンテーションが疎かになっているブランドが散見されます。もうひと工夫してもらえると、さらに商品の魅力が伝わったと思います」とフィードバック。
 
たくさんのお客さまにお越しいただき、無事にクローズしました!
完売したブランドもそうでないブランドも、手応えを感じられている様子。
翌日は「振り返り」授業を行い、イベント当日に学んだ改善点を整理して分析しました。
店舗の開業計画(企画)→実行(イベント実施)→評価を行うことで、店舗経営の基礎を実践的に身につけます!

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