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2025.12.10東京大阪
レコールバンタンは、在校生一人ひとりに合わせ、きめ細やかな就職サポートを行っています。
今回は、憧れの夢を叶えた2人の生徒をご紹介します!

【1.内定者インタビュー/調理プロデュース専攻3年・本多優太さん/内定先:菊乃井】
<スクールライフについて>
―― なぜレコールバンタン高等部を選ばれたのですか。
レコールバンタン高等部は、調理を自分らしく学べると思いました。受験勉強もしていたので、普通高校への進学も考えていましたが、他のスクールでは調理が片手間になってしまうと感じました。
レコールバンタン高等部の体験授業を受けたときに、質の高い食材で「鮭の定食」を調理し、「本格的に調理を勉強できるのはレコールバンタン高等部だ」と思いました。

―― 在学中に印象的だった授業はありますか。
授業で実施する「販売実習」です。高等部3年9月に、コース料理を提供する1日限定レストランを運営し店長を務めました。3か月ほどかけて準備を行い、ピザを含む7品のメニューから成るフルコースを調理・提供しました。
店長は、ものすごく大変でした。クラスをまとめないといけないので、精神的にも肉体的にもしんどかったです。協力的な人もいれば、そうでない人もいますし、意見が衝突することも。反省点もありますが、物事を計画的に進めること、人を動かすことの大切さを学びました
―― アルバイトはされていましたか?
高等部1年から3年まで、江の島のカフェで調理のアルバイトをしています。職場での人間関係にも恵まれて、色々な経験ができています!
<お仕事について>
―― いつから就活をスタートされましたか。
高等部2年の5月からです。バンタン主催の「企業説明会」に高等部2年、高等部3年と参加しました。前もって動き始めることで、早いうちから情報収集できたと思います。

―― インターンシップはされましたか?
高等部3年7月から、大手ホテルのフレンチでお世話になりました。場所は長野県でしたが、寮があるので、住み込みで働かせていただきました。ホテルでフレンチを提供する魅力も感じましたが、もともと好きだった和食への思いが強くなり、再度企業説明会に参加し、インターン先を探しました。8月に「菊乃井」と出合い、高校生でもインターンシップに参加可能か確認したところ、受け入れていらっしゃるとのことで、8月の5日間、インターンさせていただきました。料理に対しての真摯な姿勢を知り、自分も絶対に成長できる職場だと感じ、面接に進み内定をいただくことができました。
―― なぜ、「菊乃井」を志望しましたか?
一流の日本料理人になれる環境だと感じたからです。技術を磨き、いずれは自分のお店を持ち、多くの人に料理を食べていただけたらと思います。
―― レコールバンタン高等部で過ごした時間は、自分にとってどんなものだったと感じますか?
普通高校にはない、貴重な経験ができます!企画・調理・販売までを行う「販売実習」や、コース料理店の運営もそうです。
業界で活躍する外部講師の授業を受けられるので、活躍するプロの考え方を知り、視野を広げることができました。

―― 後輩に向けて、「在学中にこんなことを意識したほうがいいよ!」というアドバイスがありましたら、お願いします!
イベントなどに積極的に参加して、学ぶことが自分のためになります。そういう僕も、1年、2年前半まで、ボケっと授業を受けてしまいました。上京して、初めての寮生活が楽しすぎて、時間があっという間に過ぎました。でも、2年の後半から「さすがにやばいな」と危機感を覚えました。ですが、授業やイベントに取り組んだ経験が糧になったと思います。「苦労は買ってでもしろ」というのは本当です。ぜひ自分から動いてください!

【2.内定者インタビュー/調理プロデュース専攻3年・入江潤真(じゅま)さん/内定先:柏屋】
<スクールライフについて>
―― なぜレコールバンタン高等部を選ばれたのですか。
料理を本格的に始めたかったからです。座学は苦手でしたが、好きなことを思い切りできるスクールなら、学校生活が全部楽しくなると思いました。授業が実習メインというのもいいなと思いました。イベントが豊富なのも魅力に感じました。

―― 印象的だった授業やイベントはありますか。
2つあります。まず、「独立開業プロジェクト」はお店の企画から考え、レシピ考案、原価計算、販売、店舗運営までを自分たちで行いました。僕は「神奈川カモメ商店」というブランドを立ち上げ、選考を経て、販売実習まで実現することができました。
もうひとつは、「GENKAI BURGER」として「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP」イベントに出店したことです。4日間で合計2000個のハンバーガーを販売しました。専門部の先輩に、「バットにパテをのせておいて」と言われたのですが、具体的な方法にズレがあって注意されました。授業とは違う緊張感がありましたが、今思えばとても良かったですし成長できたと思います。
―― レコールバンタン高等部で良かった!と思うことは何でしょうか。
「自由奔放主義」なところだと思います。伸び伸びと学べますし、校則なども含めて自分で考えることができます。先日は、「ユースシェフ王 料理大会」にも自ら応募しました!イベントに参加すればするほど、経験値が上がりますし、通常授業の理解度も上がります。
バンタンは「社会にいちばん近いスクール」を掲げています。社会に出たら、先生に指導してもらうことはありません。だからこそ、何事も自分から動くことが大事だと気付かせてくれる環境でした。

<お仕事について>
―― いつから就活をスタートされましたか。
2025年6月からです。和食をやりたいことは確定していましたが、可能性は大きく2つありました。
まずは先ほど話した「独立・開業チャレンジ」で立ち上げたオリジナルブランド「神奈川カモメ商店」として独立する道です。講師であり、カフェ専門家・中島誠講師にご支援をいただきながら独立する道もありました。若ければ若いほど良いかな?と迷いましたが、日本料理店に就職し、修行することにしました。
―― なぜ「柏屋」を志望しましたか?
「ミシュランガイド京都・大阪2025」にて、「柏屋 大阪千里山」が三つ星とグリーンスターの評価を、「柏屋 大阪北新地」が一つ星の評価をいただいています。
「柏屋」は、25年ほど懐石料理店を営んでいる父が惚れ込んだお店でもあります。両親共に「いまでもいちばん美味しい」と言っています。
父が語るのはおこがましいかもしれませんが、四季折々の表情を旬の食材で表現していて、懐石料理の構成にも共感する部分が多いのだそうです。僕自身も伺ったのですが、撮影のためにカメラを持っていたところ、さりげなく布を差し出し「こちらをカメラ置きとしてお使いください」と声をかけてくださいました。気配り・サービスも一流です。自分もそうした環境に身を置き、修行させていただきたいと思いました。
―― スクールの「就職サポート」や、企業説明会には参加しましたか?
履歴書をチェックしてもらいました。また、企業の担当者様に送るメール文も自信がなかったので、スタッフさんに文章を見せて、添削していただきました。

―― 目標はありますか。どんな風にキャリアを築いていきたいですか?
いま、4つの段階で夢があります。最終的には、「日本文化を日本人の日常に落とし込む」のが壮大な夢です。鳥羽シェフは「幸せな分母を増やしたい」とおっしゃっていますが、「大きな目標を一つ持っておいたほうがいいよ」とアドバイスをいただきました。他にも、子ども向けテーマパークで自分が作る料理を提供すること。そして、地元・神奈川の魅力を伝えること。直近ですと、3年後には「ロケ弁」を作りたいです。大好きなアーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」さんに食べていただくのが目標です。
―― レコールバンタン高等部で学んだことが「活かされている」と感じることはありますか。
学外の方々と接する機会が多いので、大人とも臆せず話せるようになりました。もうひとつは、色々なジャンルの料理を知り調理することができました。和食、イタリアン、中華、フレンチ、モロッコ料理も。講義も、活躍するプロフェッショナル講師だから、いつも面白かったです。
―― 後輩に向けて、アドバイスがありましたら、是非お願いいたします!
自分のやりたいことを突き詰められる環境です。休もうと思えば楽をすることもできますが、サボっている人と自分から動いている人とでは大きな差が開くと思います。
「独立開業チャレンジ」で、「神奈川カモメ商店」を展開するときも感じましたが、講師は、助けになる人を紹介してくださったり、具体的なアドバイスをくれたりと親身になって応援してくれます。
レコールバンタン高等部で過ごした時間は、自分にとってとても濃かったです。

















