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2019.09.02東京
アナタは次の4つの中で、どのスイーツがいちばん好きですか?
ショートケーキ、
シュークリーム、
カステラ、
それとも鯛焼き?
今回、高等部生が取り組んだのは、班ごとに分かれてスイーツの歴史やトレンドをリサーチし、スイーツに関するコラムを執筆するという課題!
プレゼンの様子をダイジェストでレポートします♪
<ショートケーキ>
「ショートケーキというのは日本発祥のものです。日本人がイメージするショートケーキは、欧米では『イチゴのケーキ』と言われています。
また日本のようなふわふわのスポンジではなく、ビスケットとよばれるパンとケーキの中間くらいの土台を使っています。
また、国によって使われるフルーツもさまざまです」
<シュークリーム>
「シュークリームの歴史についてご紹介します。シュー生地は『パータシュー』と呼ばれています。
16世紀のフランスに、パータシューが持ち込まれて進化を遂げました。
日本にシュークリームを伝えたのはサミュエル・ピエールというフランス人。
幕末に、横浜の外国人居留地で洋菓子店を営んでいた職人で、彼のもとにはシュークリームの作り方を学びたいという人が多く訪れたそうです」
<カステラ>
「最近、カステラのイメージを覆すようなカステラが登場しているのをご存じですか?SNSでは、動物の焼き印がついたカステラが大人気です。
生クリームをはさむタイプもあります。例えばフルーツをはさむなど、カステラには未だまだ新しい可能性があるのではないかと思います」
<鯛焼き>
「鯛焼きは、1909年創業の浪花家総本店・初代神戸さんが発明したといわれています。
鯛焼きの具はあんことクリームが定番ですが、最近では生地にクロワッサンを使ったものや、中身がチーズ、チョコレート、ツナなどさまざまな種類が登場しています」
と、それぞれの切り口で発表しました!
ちなみに、プレゼンで使われている「ビジュアル」も、学生たちがディレクションから撮影までを手がけているんですよ♪
プレゼンを終えて……
上田さん「リサーチで、他の国では『ショートケーキ』の材料や形が違うことが分かってよかったです」
糟谷さん「私は、鯛焼きについて調べました。色々な種類の具材があることも知れたし、鯛焼きの良さについて再発見できたと思います♪」
中村さん「シュークリームは逆さまにして食べると、より美味しく感じる!など新しい情報を知ることができました」
<いよいよ、結果を発表!!>
プレゼンの審査では、観ていた学生たちからの拍手の大きさを「共感点」として加点します!
その結果……講師の採点と、クラスメイトの共感点をいちばん多く獲得したのはカステラチーム!!!優勝おめでとうございます♪
「カステラ班は、聞く人にとって有益な情報もまとめられていましたし、コラムの文章もまとまっていて分かりやすかったです」と、荒井講師。
新藤さん「文章をまとめるのが難しかったですが、一位になれて嬉しいです」
佐藤さん「スタイリングを担当しました。いちばんこだわったのはお皿選び。あとは、写真で背景として卵を並べ、雰囲気を出しました」
記念として、高級チョコレートが贈呈されます!♪
そして!もうひとつおまけがあります。
<食の世界は、可能性で溢れている!>
最後に、荒井講師が自身の飲食業界の「履歴書」について教えてくれました。
高校時代は、原宿の喫茶店や球場でのビール売りといったバイトに励み、大学時代から「365日クリスマス」がコンセプトのお店で働き始めます。
その後、横浜の百貨店で「シュークリームハウス」を取り仕切り、売上げ一位のお店に成長させました。
一大ブームとなった「パンナコッタ」店のオープンも経験したそう。フランス耐熱陶器メーカー「エミール・アンリ」に転職し18年間営業広報を務めると……
荒井講師「写真も好きだったので、料理道具に関する企画を出版社に売り込み出版することになりました。
これまでに、雑誌に連載記事を書いたり、フードコーディネートやスタイリングのお仕事をしたり、セミナーなども行っています。
昔から食が好きで携わってきましたが、5年、10年経つとまた考え方が変わってきているなと思います。
食という世界は狭いようで、とても広いです。今回の企画を通して、ぜひ自分でも色々と動いて、可能性を広げていってください」と、結びました。
まずは、それぞれのスイーツの名店を巡って、食べ比べしてみるのも良さそう!
記録として撮影しておくのもいいですね♪ぜひ、教室の外に出ても探求を続けていってください!