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2017.09.11東京
夏休みのある日。レコールバンタン生たちは、武蔵野調理師専門学校へやってきました。
今回挑むのは、先輩たちが決勝大会出場、優勝と、輝かしい歴史を刻んできた「貝印スイーツ甲子園」です。
<貝印スイーツ甲子園とは?>
同じ高校に在学する3人1組が、チームとなってオリジナルスイーツを創作するコンテスト!今年は443チームからの応募がありました。
また、全国大会優勝チームには、パリ研修旅行に加えて、
今大会からコンビニエンスストアチェーン「ローソン」のオリジナルデザートブランド
「UchiCaféSWEETS」のプレミアムロールケーキのオリジナルレシピ開発協力が贈られます!
調理室で、和気あいあいと準備するレコールバンタン高等部チームを発見!
山崎千穂さん、羽月彩純さん、花島祐実さんによる、チーム「lien」は
花島さん「いつも一緒にいます(笑)」という仲良しコンビ。
少しずつ緊張感が高まるなか……いよいよ開幕のときがやってきました。
chez Shibata 柴田シェフ「第10回貝印スイーツ甲子園スタートです!!」
2時間以内に課題作品のジェノワーズを、3時間以内にオリジナルの「クリスマスケーキ」を完成させます。
第10回目を迎える人気のイベントということもあり、予選大会にもテレビカメラが入りました。
番組レポーター「先輩が活躍してきたことは、プレッシャーですか?」
山崎さん「そうですね。でも、色々とアドバイスももらいました。若いので元気よくいきたいです!(笑)」
と、質問にこたえながら作業します。
課題のジェノワーズ作りに取りかかる羽月さん、クリスマスケーキのセンターのクレームを作る山崎さん。
そして、バットを片付け、洗いものをテキパキしていく花島さんと役割分担して進めます!
<残り2時間30分>
ここで、山崎さんが飴細工に取りかかりました!
カラフルな飴を「ひく」ことで、ツヤを出していきます。
<残り2時間11分>
ジェノワーズが焼き上がりました!
花島さん「うん!ふわふわ!」と、にっこり。
<残り1時間48分>
いよいよ、ケーキに生クリームを塗っていく「ナッペ」という作業に!
花島さん「あー(汗)緊張する!!自信もっていかないと。私にはできる、私にはできる……」
山崎さん「大丈夫、大丈夫!!」
また、次は生クリームの「しぼり」に。
担当する山崎さんも「手が震える……」と、深呼吸してから取りかかりました。
課題であるジェノワーズは、2時間以内に無事、提出!
<残り1時間5分>
羽月さんはクリスマスケーキの飾り作りに……
「マジパンという素材で、クリスマスのプレゼントを作ります!」
<残り45分>
飴細工で、「リボン」を作る山崎さん。「最初は講師の見よう見まねからのスタートでした。飴は、ひきすぎると発色が悪くなってしまうし、上手にひかないとツヤが出ないので頃合いが難しいんです」
できた飴細工のパーツは乾燥と保護のために、すぐにケースの中へ。
<残り35分>
羽月さんの手もとには、赤いサンタ帽をかぶった女の子が!
プレゼントと同じ「マジパン」で作られたデコレーションです。
<残り21分>
ドライヤーで飴のパーツを張り合わせて、クリスマスツリーが完成!!
<残り15分>
花島さん「緊張でヤバい……」と、ドキドキしながらケーキの表面をコーティング。
<残り13分>
「できました!」と調理を終えるチームも出てきました。
山崎さん「さぁ、飾ろう!」と、ケーキの上に飴細工をのせていき……
時間内に「できました!!」と終えることができました。
——— 3時間の調理はどうでしたか?
羽月さん「練習していたときよりも、少しだけ完成時間がおしちゃったのが、気になっています」
山崎さん「キレイにできてよかったです!」
審査員へのプレゼンテーションも堂々としていました!
「私たちは『家族と楽しむクリスマス』をイメージしてケーキを作りました。名前は、仏語で家族という意味をもつ『ファミーユ』です」
ビスキュイ生地には子どもの好きなチョコレート、ジュレにはパーティーに欠かせないシャンパンを使い、酸味と甘みのあるカシスクレームを合わせました。また、ショコラブランのムースは、家族の団らんを見守る雪をイメージしています。
また、他チームも「キャンドルに願いを」と題されたケーキや
プレゼントボックス型のケーキ、クルミ割り人形をイメージしたケーキなど、
レベルの高い作品が揃いました!
調理を終えて、片付けをしていると……
昨年度出場した先輩たちが、駆けつけてくれました!
卒業生・齊藤奈月さん「自分でするよりも、観ているほうがドキドキでした(笑)タイムロールも知っているので。よく頑張ったと思います!」
そして、審査結果の発表を待つレコールバンタン生。
chez Shibata 柴田シェフ「第10回貝印スイーツ甲子園東日本Aブロック、優勝は……
名古屋調理師専門学校です!!」
La Vie Douce 堀江シェフ「皆さん、お疲れさまでした。毎年、技術力が高くなってきていて、お菓子屋さんに並んでいてもおかしくない作品ばかりでした。ただ、細かくいうと、食べてシンプルな味で分かりやすいほうがおいしいと感じやすいです」とアドバイス。
閉会式を終えて……
「言葉が思いつかないです……」と、涙する羽月さん。
山崎さん「飴細工を作ったときに、一度目は失敗しましたが、二度目はキレイにできました。それだけに悔しい」
花島さん「ナッペが気になっていました。飴細工も、最後はいい感じにくっつけられたので……」と、悔しさをにじませていました。
でも、どの想いもチャレンジしなければ得られなかったこと。
この日のために、たくさん努力して、本当によく頑張りましたね!
最後は、応援に来てくれた先輩&後輩と、各校の作品を試食!
大好きなスイーツを囲んで、みんなにいつもの笑顔が戻りました♪