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2019.06.11東京
スイーツ甲子園12th大会に応募するため、レコールバンタン学内で審査会が行われました。
8組のグループが応募し、3組が通過。今日は、勝ち抜いた3チームのオリジナルケーキを撮影する日です。
<スイーツ甲子園とは?>
2008年より貝印が開催している高校生を対象としたオリジナルスイーツコンテスト。
高校生3人1組でチームとなり、オリジナルスイーツのアイデアと腕を競います。
過去の大会では、レコールバンタン高等部チームが優勝を飾ったことも!
12th大会のテーマは「カスタードを使ったケーキ」。
切り分け可能なホールケーキで、縦30cm×横30cm×高さ30cmにおさめるといった規定があります。
<チームPapillon>
「贅沢な時間」という意味の『Temps de luxe』という名のケーキ。
下から、サクサクのクッキー生地、紅茶ムース、ココアのジェノワーズ(スポンジ生地)の上に林檎と生姜のコンポートをのせて、
ムースリーヌ(カスタードクリームを使ったバタークリーム)で包むという構成です。
山本さん「ムースに紅茶を入れることで、贅沢な時間を味わってもらいたいなと思いました。周りにあしらった装飾と蝶は飴細工です」
横山さん「飴細工を作るのは初めて。手袋をしていますが、手がヤケドしているんじゃないかと思うほど熱いので、
作るときは時間との勝負。イメージ通りの飴の形を作るのはとても難しいです」
鹿内さん「優勝したいですね。でも実際にケーキを作ってみて、制限時間の2時間ギリギリなので、
余裕を持って終われるようにしたいです」と、改善点も見えている様子。
<チームRig>
2年生高橋さん「1年生のときから、ずっと出場したいと思っていました。
メンバーには、技術力が高くて、雰囲気も柔らかい人を選びました。お題が『カスタードを使ったケーキ』だったので、
カスタードの原料をうみだしてくれている牛、ニワトリ、ひよこがいる牧場を表現しています」
三人の名前の頭文字から『SAU farm(ファーム)』と名付けられたケーキは、ビスキュイ、
フレッシュなイチゴが入ったカスタードムース、ブルーベリーのジュレが入ったクリームチーズムースをピスタチオのホワイトチョコレートが包みこむ構成。
大変なことは?
高橋さん「ケーキの構成を考えること。装飾のマジパンも飴細工も初めてなので、講師に聞きながら試行錯誤でやっています」
なぜ、スイーツ甲子園にチャレンジしようと思ったんですか?
高橋さん「他の学校の子の技術も知れるし、発想力もアップさせたい。挑戦してみて、
技術力も知識もアップしていると感じます。目指すは優勝。いけるところまでいきたいです」
<チームCOSMOS>
天の川という意味の『Voie lactée』。
下から、ジョコンド、クルミ、黒ごまのカスタード、ホワイチョコムースの中に隠し味でイチゴムースをしのばせたケーキです。
新藤さん「ジョコンドに竹炭を入れたのがポイント。白と黒の対極さを見せたかったんです。
竹炭や黒ゴマなど普段使わない素材を知れて良かったです。飴細工も、型から手作りしてイメージ通りのものができたと思います」
大変なことは?
新藤さん「ウチのチームは2年生と3年生の混合チームなので技術面の差を感じました。
習っている講師も違うし、一緒に授業をすることもないので……3年生がフォローしてあげないといけないのが少し大変ですね」
また、講師からもらった見た目へのダメ出しをもとに、装飾を思い切って引き算。不要な飴細工をハズすことでスッキリとしたデザインに。
「キレイだね!」とカメラマンさんに褒められて、ホッとした表情を見せる学生たち。
でも、講師陣からは……
向井講師「今回は、自由作品しか作っていませんね。
オリジナルケーキと同時に『ジェノワーズにクリームをサンドしたデコレーションケーキ』も作るとなると絶対に終わりません。
ひとつのパーツに何分かかっているのか、計算して。時間的にもカツカツですし、勝ちたいという気迫も感じられません」。
また、久保講師も「撮影ができて良かったと思いますが、これで終わりじゃないよ。
自分たちのケーキの工程は全員が把握しておかないといけない。タイムスケジュールをもう一度練り直してください。
すべてのチームが書類審査を通ると過程して準備を始めないと、正直間に合わないと思う」と、耳の痛い助言が続きました。
しかしフィードバックを受けて学生たちの表情がキュッと引き締まりました。こうしたアドバイスも、すべて優勝という高みを目指せばこそ。
スクールブログでも、スイーツ甲子園に挑む学生たちの様子を引き続きレポートしていきます!